きっかけはポスターコンクール
子供の頃から絵が大好きで、時間を見つけては画用紙に向かっていました。小学校や中学校時代には、ポスターコンクールで入選することも度々あって、全国大会に出展されたこともありました。絵画やポスターなどを見るのも好きで、近くで展覧会があれば見に行ったり、ポスターが貼られているのを見かけると、立ち止まって見入ってしまうことも。そんな子供時代だったので、将来はそういった絵やデザインの仕事に就きたいなと、漠然とですが思っていました。今思えば、私の原点はここにあると思います。
デザイナーなのでデザインが本職ですが(笑)、クライアントのところに足を運んで、直接打ち合わせをさせて頂くことも多いです。あとはチームで制作をすることも最近増えてきたので、チームのまとめ役をしながら全体の進捗管理をしたりもします。また、当社は数年前からカラーマネジメント(色管理)に取り組んでいます。制作のモニターからデジカメプルーフ、最終の印刷物までの色表現を統一し、イメージをそのまま印刷物に仕上げるためのシステム構築に努めています。
クライアントが持つ魅力を引き出す
様々な業種のクライアントと一緒に仕事ができることですね。それぞれのクライアントが持つ魅力を引き出し、ニーズに応えながらそれを形にしていくことが、デザイナーという仕事の醍醐味だと思います。完成度の高いものに仕上がって、かつクライアントの販促につながるなどの成果が出て、クライアントに喜んで頂いたときは、何物にも変えられない喜びがありますね。
たくさんのアイデアの引き出しを持つこと
常にアンテナを張り巡らし、いいものをたくさん見て、デザインにつながる引き出しをいっぱいにしておくことを心がけています。独創的なアイデアを求められることが多い職種ですし、他の人と同じ事をやっていてもなかなか進歩できないので、やはりクライアントのニーズを形にしていくにあたり、自分なりのやり方を突き詰め、探求していくことが大事だと思います。
愛用の道具は、やはりmacですね。まだ東北でもmacを導入する印刷会社がそんなになかった頃(平成2年)、社長を説得して導入してもらいました。今でこそ手に入れやすい価格になりましたが、当時はまだとても高価で、導入に大変な苦労をしただけに、macに対する思い入れも人一倍深いです(笑)。
感激と新幹線の迫力を表現したい
今までたくさんのデザインをしてきて、どれも思い入れのある仕事ばかりなのですが…。新庄に山形新幹線の延伸が決まった十数年前、その感激と新幹線の迫力を表現したいということで、CGでポスターを作ることにしました。Shadeというアプリケーションを用いて描画したんですが、導入間もないアプリだったこともあって悪戦苦闘の毎日…。数カ月にわたってずっと徹夜で作業を続けていました。この仕事でShadeを習得しました(笑)。
"発想力"という目に見えない能力
「マルチメディアの時代」と言われて久しいですが、私たちデザイナーが取り組むことができる課題は数多くあります。デザインを核として、webサイトやコンテンツ制作、電子出版などを、従来の紙媒体である印刷と組み合わせて、より魅力的な販促ツールとしてクライアントにご提案できるように、私たち印刷業ができることをどんどん広げていきたいと考えています。日々の仕事ももちろんありますが、少しずつ新しい分野に、スタッフ一同で取り組んでいます。苦労した CGの技術も、さらに進化させていきたいと思います。
共栄印刷(株) |
|||
---|---|---|---|
代表者名 | 涌井 洋一 | 郵便番号 | 996-0025 |
住所 | 新庄市若葉町13-62 | ||
電話番号 | 0233-22-6516 | FAX番号 | 0233-23-3969 |
ホームページ | http://www.kyoeiprinting.com/ |